2023年4月北陸電力 くつろぎナイト12が値上げ!家計の負担増!

最近のニュースでは、続々と電力会社が電力プランの値上げ予定を発表され、今後さらに私たちの家計への負担が増える可能性があります。

特にこの記事では、北陸電力エリアでオール電化住宅にお住まい方の多くの方に契約されていると思う「くつろぎナイト12」の値上げの内容について解説します。

参考にしていただき、これからの値上げに備えていただくためのヒントになれば幸いです。

目次

はじめに

北陸電力の「くつろぎナイト12」の概要

北陸電力の「くつろぎナイト12」は、オール電化住宅向けの料金プランです。オール電化住宅向けのプランの特徴として、一般的に「昼間」、「夜間」といった2つ以上の単価が異なる時間帯により構成されていて、夜間が比較的安価に設定されている場合が大半です。

「くつろぎナイト12」は、平日は「昼間」、「夜間」の2時間帯のプラン、ウィークエンド(休日)は1時間帯のプランという特徴のあるプランです。

北陸電力が値上げを発表

北陸電力が2023年4月1日から「くつろぎナイト12」の料金プランを値上げすることが発表されました。

なお、今回の値上げは「くつろぎナイト12」だけでなく、北陸電力の他の料金プラン全般に対して、料金の見直しが予定されています。

くつろぎナイト12の値上げ理由

値上げの理由について

北陸電力によると値上げについて以下のような理由が挙げられています。

・燃料費および卸電力取引市場からの電力調達コストの大幅な増加

・火力発電比率の高まりによって、燃料費増分が収支を圧迫

原子力発電所が停止している今、火力発電所への依存度が高まり、それに加えて、近年の世界的な資源価格高騰により、石炭や石油などが値上がり、電力会社の負担を増大させています。

電力会社全体の動向について

北陸電力だけではなく、他の大手電力会社においても、主に2023年4月から6月の間で値上げを発表している状況です。

執筆時点では、北陸電力の他、東北電力、中国電力、四国電力、沖縄電力が4月からの値上げ、北海道電力と東京電力は6月からの値上げを予定しています。

値上げによる影響について

くつろぎナイト12の値上げ額について

くつろぎナイト12の新料金と現行料金の比較グラフ(夏季以外の平日の料金)

こちらは、同じく4月に予定されている託送料金見直し後の金額が含まれてます。また、現行料金は2022年7月〜9月の平均燃料価格による燃料費調整額を含んでいます。

くつろぎナイト12の新料金の評価

上記のグラフを見て頂くと分かりやすいと思いますが、夏季以外の平日の料金に関しては、深夜と昼間ともに5円近い、大きな値上がりを予定しております。

ただし、夏季に関しては、現在44.58円に対して、39.8円になるため値下がりします。つまりこれまで夏季と夏季以外で昼間時間帯の料金が異なっていましたが、一律の料金になります。

引き続き、夜間の単価が安いので、暮らし方はこれまでと同様になるべく夜間に電気を使用すること(エコキュートなどの給湯設備も夜間に稼働させること)が節約になります。

ちなみに夜間の安い時間帯が12時間もあるのは、全国的にみると珍しく、比較的お得なプランです。他の電力会社では、例えば東京電力などは深夜の1時~6時までの5時間しか夜間の安い時間帯がありません。

くつろぎナイト12値上げ後の家計への影響

北陸電力の発表によると家計への影響金額について次のような試算を行っています。

1ヵ月の使用量 750kWhとした場合

現行料金(月額):24,282円 → 新料金(月額):27,064円

影響額(月額):+2,782(+11%))

なお、この金額には、託送料金の見直し相当分の金額が含まれていません。(燃料費調整額は含んでます。)

家計への影響として1割ぐらい上がり、負担が増える見込みです。

くつろぎナイト12以外の値上げについて

くつろぎナイト12以外の料金も値上がりする見込みです。北陸電力の発表では規制料金は平均で約45%の値上げを予定しています。規制料金は、くつろぎナイト12のような自由料金とは異なり、料金の変更には、国への申請が必要になります。

節電のための蓄電池の活用法

オール電化住宅にお住まいの方は特に電気代高騰の影響を大きく受けやすいと思います。オール電化住宅にお住まいの方は太陽光発電をつけている方の中にはいらっしゃると思います。

売電単価が高いうちは良いですが、10年経って電力会社の買い取る売電単価が下がったり、こうして購入する電気の方が高くなってきた場合には、あえて売らずになるべく自宅で電気を使うことで電気代節約になる場合があります。

そんな時に「蓄電池」があるとさらに発電した電気を貯めて、発電していない時間帯に使えてさらに電気代節約につながります。

まだ、蓄電池を自宅につけていない方は以下で無料で見積もりができるので、この機会に考えてみてはいかがでしょうか?

蓄電池についての詳しい紹介は以下の記事でもご紹介していますので、ぜひ見てみてください。

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この記事を書いた人

2022年1月からブログ執筆開始。
普段は、メーカー系の会社で新商品企画の仕事をしています。
新しいモノ、サービス全般に関心が高い。
現在子育て中。

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