これから、ロボット掃除機を購入検討している方は、
「ロボット掃除機があれば、隅々まで掃除してくれて、楽して部屋をきれいにできる!」と思われている方もいらっしゃると思います。
確かにロボット掃除機があれば、楽に掃除が出来て、部屋をきれいにしてくれます。が完全にきれいにしてくれるわけではありません。
ロボット掃除機は万能ではなく得手、不得手があります。ロボット掃除機ではなく、やっぱり普通の掃除機の方が良いというわけではなく、しっかりとロボット掃除機の特性を理解したうえで、上手に使えば、非常に便利な道具だと思います。
当記事では、実際に筆者がロボット掃除機を初めて使うまで、分からなかったことを書き留めていきたいと思います。
この記事では、「ルンバ i7+」の内容で記載しています。ルンバシリーズの他の機種と仕様が異なる場合がございますのでご留意ください。
ルンバが苦手なこと
はじめに、実際に使ってみて分かったルンバが苦手なことをまとめておきます。どれも筆者もルンバを購入する前はあまり深く考えておらず、使ってから初めて気づきました。
ルンバが苦手なこと
- コード類をうまく通ること
- 中途半端に開いたドアを通ること
- 狭い隙間を通ること
コード類をうまく通ること
電源コード用のコード類は家のいたるところにあると思いますが、ルンバのセンサの高さではそれを認識することが難しく、頑張って乗り越えようとします。運よく乗り越えられる場合と引っかかる場合があります。
頑張って乗り越えようとした結果、コードを引っ張ってしまい、例えばコードがテーブル上あるもの(スマホなど)とつながっていると抜けてしまったり、最悪テーブルの上にあるものを落としてしまい、とても困ります。
回避策は、ルンバが通りそうなところにコードをなるべく配置しないまたは、テープなどでコードを固定する、ルンバの進入禁止設定を行う等で対応するしかありません。
なお、ルンバシリーズの最新モデルRoomba j7では、コードの他、ペットの排せつ物、スリッパ、靴下、靴、衣服・布類などを回避できるようになっているようです。
中途半端に開いたドアを通ること
ルンバはドアを認識できません。実際に筆者が体験したのですが、開き戸の場合で中途半端にドアが開いた状態だと、運が悪くルンバがドアを押してしまい、部屋にルンバが閉じ込められてしまう場合がありました。
その後、自力で復帰できない状態で停止してしまったようで。外出先から帰宅した後にドアが閉じた寝室で止まっているルンバを発見しました。最初は何故閉じた寝室にルンバが入ってるのかと思いましたが、ルンバが自分で閉じたようでした。
ルンバが掃除の途中で部屋に閉じ込められてしまわないようにドアをしっかりと開けておく必要があります。ドアストッパーなどがある場合はしっかりと止めておけば、閉じてしまう可能性は低くなると思います。
狭い隙間を通ること
ルンバを使っていると毎回、ルンバが通れないところで掃除がされていないと気付く場所があります。そこはルンバのサイズ的に進入が難しいため、自分で掃除をする必要があります。
たとえ、ロボット掃除機を持っていても完全に掃き掃除をなくすことは難しそうです。
ルンバで掃除しにくい場所
- 開いたドアと壁の隙間
- オフィスチェアの下の隙間
- トイレの中
上記の場所は、ルンバで掃除しにくく、特にホコリやゴミが溜まりやすいと感じています。
開いたドアと壁の隙間
前述の通り、開き戸は完全に開けた状態でないとルンバが自らを閉じ込めてしまう場合があります。そのためにドアを開くと、開いたドアと壁の間に隙間ができて、ほこりやゴミがたまります。
ルンバで隅々まで掃除をさせたい場合は、ルンバが掃除する対象の部屋に入るのを見守って、部屋に入ったら一度ドアを閉めて、またその部屋を掃除し、終わるころに開いて通り道を開けるといったことが必要になりますが、少々手間がかかり、あまり実用的ではありません。
オフィスチェアの下の隙間
オフィスチェアでキャスターがついているタイプのものは、キャスターの間にルンバが通れる幅が十分にあってもうまく通れないときがあります。後からルンバの掃除の履歴を確認すると椅子の手前まで掃除出来ていて、途中に椅子があって部屋の奥までたどり着けていなかったということがありました。
ルンバが掃除を始める前に椅子を端に寄せて通り道を開けておく必要があります。
トイレの中
トイレの中が掃除しにくいのは、性質上、ドアを開けっぱなしにしにくいところであるので、掃除の度にドアを自分で開ける必要があります。
またこれはルンバが掃除が苦手だからというわけではありませんが、筆者はなんとなくトイレを掃除させたルンバに他の部屋を掃除させるのは躊躇いがあり、トイレ掃除は別途行うようにしています。
まとめ
本記事では、筆者がルンバi7+を使用して感じたルンバが苦手な掃除について、紹介しました。最初に書きましたが、ロボット掃除機も得手、不得手があります。大方はルンバにまかせても、細かいところやトイレなどの掃除は自分でするのがベストだと感じています。
これからロボット掃除機を購入検討されている方の参考になれば幸いです。
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